hazelnutcoffee’s diary

妊娠、出産、子育てで感じたこと、発見したことを綴っていきます。

妊活中の負の感情について

子供が欲しいと望む前は、簡単に妊娠できるものだと思っていたし、妊娠検査薬で陽性反応がでれば、無事に出産まで辿りつけるものだと思っていた。
しかし、子供を望んで妊娠するまでの3年の間に、妊活しているひと、不妊治療をしているひと、流産を経験したひとのブログを渡り歩いて読んで、いかに自分が無知であるかを知った。妊娠も出産も、とても有難いことなのだ。
しかし、結婚して子供が欲しいと望んでからは、久しぶりに会う知り合いに「お子さんはまだですか?」と聞かれるだけで、なんて失礼なことを聞くのだろうと怒りを感じたり、私より後に結婚した友人から妊娠報告されると嫉妬心が湧いてきたり、子供の写真入りの年賀状が送られてきたりすると、前のように心から喜んで受けとれなくなったりした。また、よく知らない芸能人の妊娠を知ったときでさえ、先を越されたような気持ちになり、落ち込むこともあった。
あの時、私は、他人の幸せを心から喜べない自分を再発見し、自分のなかに隠されていた毒のようなものを感じた。こういう感情を抱くのは、私だけだろうか……と、ふとネットで検索するとけっこう同じような状況の人がいる。あのときは、同じような感情を持つ妊活中の人のブログを頻繁にたずねて共感し、このような感情をもつのは私だけではないのだと安堵した。
しかし、なかなか授からないと嘆いていた感傷的な感じのブログの主も、妊娠してしまえば、突然と幸せモードに入って、お腹の赤ちゃんのエコー写真を載せたり、産まれてくるだろう子供に名前をつけて呼んだり、もはや共感して読めるものではなくなる。人とは、自分が幸せだと感じでいなければ、他人の幸せを共感して喜べるような心の余裕もないし、相手が悪気もなくいった妊娠報告も幸せの押し売りのように感じてしまうものだ。